一時的な肩書きですら人の行動は簡単に変わる!権力の罠に陥らず、チームの風通しをよくしていくための人間関係の心理学

権力のパラドックスについて、昨日のブログでお話ししました。人間は地位が上がれば上がるほど、無意識のうちに相手に対する共感や思いやりを持てなくなっていきます。じつはこれ、必ずしも権力を手にする必要はなく、一時的に与えられた肩書きでも、同じような現象が起こることがわかっています。



ある実験で3人1組を作りました。無造作に選んだリーダー役を指名し、グループで文書を作成するという課題を与えます。作業開始から30分後、焼きたてのクッキーを出します。枚数は4枚です。

皆さんも経験があると思いますが、最後の1枚がお皿に残っているパターンって多いですよね?この実験では、あえてそうなる状態を作ったわけです。

では、残りの1枚のクッキーに手を出すのは誰だったか?!

それは必ずと言ってよいほど、リーダー役に指名された人間だったのです。そして問題は、その食べ方でした!

リーダーは往々にして口を大きく開けてほおばったり、クッキーのかけらを洋服の上に落としたりしながら食べました。つまり、なんの遠慮もなく、あたかも自分が食べることが当たり前かのような態度をとったのです。



昨日は、高級車の運転手や会議で話を遮る上司の研究をご紹介しましたが、そこまで明らかな権力を握らなくとも、人の行動はほんの小さな肩書きにでも影響を受けて変わってしまうのです。

スポーツチームの指導者、組織のリーダーなどは、特にこのことを気に留めておく必要があります。なぜなら、絶対的な権力を握ってしまうからです。

指導者と選手の関係であれ、上司と部下の関係であれ、そこに信頼関係がなければ、言葉が届くことは絶対にありません。コミュニケーション=共感だというお話を何度もしてきましたが、優れた聞き手は、相手に「自分はこの聞き手に支えられていて、信頼されている」という実感を抱かれるということが明らかになっています。

地位や肩書き、すなわちそれなりの権力を持つことで、人の行動は変わってしまう。そしてそれが相手との人間関係にマイナスの要素をもたらしてしまう…上に立つ側の人間がこれを知っておくことによって、無意識にハマってしまう<権力のパラドックス>を防ぐことができます。

ぜひ、参考にしてみてください!

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